選択ツール: "selectionUtilitiesWindow"
こちらは、 モデリング時の煩雑な選択操作を簡単にするためのスクリプトです。機能については、まず動画をご覧ください。
動画
機能について順に解説したいと思います。
機能説明
上段はオブジェクト選択用・下段はコンポーネント選択用となっています。
オブジェクト選択用は5つ、
- 選択の親ノードを選択
- 選択の子ノードを選択
- Isolate Select(単独表示)状態のオブジェクトを全選択
- インスタンスを全選択
- 選択オブジェクトの中からカーブのみを抽出して選択
という機能で、(動画では紹介していませんが、)挙動は読んで字の如くです。個人的に、③・④は良く使います。
さて、動画は下段・コンポーネント選択用についての内容でした。機能は5つで、
-
同一平面上のフェースを選択
-
同一平面上の頂点を選択
-
同一ワールドY座標 (標高が同じ) の頂点を選択
-
同一ワールドX・Z座標 (真上から見て重なる) の頂点を選択
-
インスタンスの同一部分のフェースを選択
となっています。
こちらコンポーネント選択用の機能について詳しく説明していきます。
同一平面上コンポーネントの選択
1. 同一平面上にあるフェースを選択
2. 同一平面上にある頂点を選択
一見同じに見えるこちらの二つには、若干の違いがあります。(同一平面上にある頂点がフェースをなしているとは限らないため。)
基本的には後者を使えば問題ないかと思いますが、どちらも使用できます。
平面の指定には最低3つの頂点座標が必要なので、実のところ3つの頂点・2本のエッジ・1つのフェースのどれかが選択されていれば機能します。
このとき、フェース選択であれば複数平面の指定が可能です。一方、頂点・エッジの選択では、複数の平面を指定することはできません。これは例えば3頂点の組を2つ、合計6つの頂点を指定したとしても、MELでは選択の順番を取得できず、ゆえに選択に含まれるどの頂点が作る平面を選択対象にするかを指定できないためです。
一方、例えばエッジループ等の複数頂点を含むコンポーネントを選択した際、その全てが同一平面上にあり、かつ、それらの全てが同一直線上にあるものでなければ平面の取得は可能です。
同一ワールド座標のコンポーネントの選択
3. 同一ワールドY座標 (標高が同じ) の頂点を選択
4. 同一ワールドXZ座標 (真上から見て重なる) の頂点を選択
これらは1つの頂点だけでも指定されていれば機能します。もちろん複数コンポーネント選択での実行も可能です。
なお、同一平面上コンポーネントの選択・同一ワールド座標コンポーネントの選択ともに、複数オブジェクトをまたぐ選択には非対応です。
インスタンスの同一フェースを選択
この機能はマテリアルの適用時に用いることを想定しています。この機能がなければ全てのインスタンスの同一フェースに対して一度にマテリアルを適用することはできません。
なお、ひとつのオブジェクトに複数マテリアルをアサインしている状態はデータとして理想的でないようですので、プレビュー用としてマテリアルを割り振るツールと考えるのが良いかと思います。
(そして、後でプレビュー用のインスタンスを別オブジェクトに差し替える場合でも、こちらのスクリプトで既存のインスタンス群を全選択した後、 "distributeInstancesUI" で新しいものに簡単に置き換えられるので大した問題ではありません。) (これは宣伝でした。)
おわりに
こちら極限にシンプルなスクリプトではありますが、とくに建築・背景モデリングをしていると広い平面をいちいち全選択したり、上下に離れたコンポーネントを選択したり、こんな機能が必要な場面が多いかと思いますので、便利なものかと思います。
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(2025.11.04更新)
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